カテゴリー別アーカイブ: 専修・各種学校

各種学校から社会を知る

各種学校は学校教育法に定められた正規の「学校」ですが、高等学校や大学、また専修学校と比較すると、規定されている修業年限も1年以上(簡易な技芸等については3ヵ月以上)となっていて、かなり自由度があります。周囲を見回しても、各種学校はよく見かけますし、いつの間にか新しい各種学校が出現したりもします。それだけに各種学校は、いわば今の社会が必要としているものが、端的に現れているように思います。都会から離れた地方の都市には、語学や服飾、経理など、技能の定番ともいえる内容の各種学校が多く見られるはずですが、都会の新宿や渋谷にある各種学校の種類は、またそれらとは様相が異なったものが見られるのでないかと思います。 [include file=/rssb/12601/rss.html] 新宿区には17校の各種学校があります。もっとも多いのが日本語を教える日本語学校で4校あります。その次が予備校の3校、韓国学校と外国語学校、料理学校のそれぞれ2校、そのほかは珠算、合気道、華道、神学 (キリスト教系)の学校がそれぞれ1校となっています。来日して日本語を学びながら仕事に就いたり、大学に通ったりするのには新宿の立地は最適です。各地の各種学校を見るだけでも、教育の世界は日々変化しているのがわかります。大学や大学院の変化も大学や国の枠を取り払った目覚しいものがありますが、各種学校の種類などとも合わせてみてみると、その時々の社会が目指している方向性が浮かび上がるのではないかと思います。 参考:全国専修学校各種学校総連合会 [include file=/rssb/12602/rss.html]

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各種学校いろいろ-3 毎日セミナー

首都の商業の中心の新宿区には、どのような各種学校があるのかを調べていると、「毎日セミナー」という不思議な名称の各種学校が目に留まりました。毎日新聞と関連があるのか?…と、検索してみると、毎日新聞社が新聞奨学生のために創設した予備校と判明しました。予備校も各種学校になるということを初めて知りましたが、詳しく調べると、働きながら大学に進学したい学生にとっては、なかなかありがたい仕組みだと思いました。1968年(昭和43年)に創立され、翌年東京都知事から各種学校の認可を受けています。予備校ですが、通常の新聞奨学生同様に「毎日育英会」によるサポート制度があります。 [include file=/rssb/12600/rss.html] 年間の学費は60万円で、全額貸与されます。翌年に支給される奨学金で自動返済される仕組みとなっています。1年間の奨学金は仕事の内容により、60万円又は80万円の2種類となっています。働きながら大学受験をめざすのは、多くの困難を伴います。新聞に関する業務時間帯に配慮した予備校の存在は大きなメリットがあると思います。浪人していると生活のリズムを作るのはなかなか難しいものです。しかし、毎日セミナーの講師によると、決まった時間に新聞配達することによって、昼間は受験勉強に集中できる点と、配達による身体を動かす点が、生活のリズムを生み出し、効果的な受験勉強が可能だそうなのです。 参考: 毎日セミナー [include file=/rssb/12600/rss.html]

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各種学校いろいろ-2 宝塚音楽学校

ここで紹介するまでもない有名な宝塚音楽学校ですが、各種学校として兵庫県から認可されている学校だということを改めて認識しました。創立は1913年(大正2年)宝塚唱歌隊として創立され、5年後に私立宝塚歌劇学校として文部省の認可を受けています。終戦・戦後の一時期生徒の募集を中止しましたが、1946年に「宝塚音楽学校」と校名を変更し、翌年日本の新しい学校制度に対応して、入学年齢を16歳から(19歳まで)と変更しています。1957年に予科と本科の2年制として現在至っています。1939年(昭和14年)に宝塚音楽学校と宝塚劇団は分離されましたが、その後も一貫した連携がなされていることは周知の通りです。 [include file=/rssb/12597/rss.html] HPによる教育の基本方針は、「宝塚歌劇団生徒の養成期間として、音楽、舞踊・演劇等の伎芸を練磨し、舞台人としての素養を習得させ、清廉高雅な人格と教養を育て、立派な舞台人の育成・・・」と掲げられています。「清く正しく美しく」と言う言葉と、その背景に厳しいレッスンがあることは良く知られています。学校法人としては、小学校4年制から中学2年までの女子が入学できる付属学校「宝塚コドモアテネ」を運営しています。声楽、バレエ、日本舞踊の3科目を毎週日曜日に指導されています。日曜だけの授業であっても、通学には制服を着用とされているところが、いかにも宝塚らしいところです。 参考: 学校法人 宝塚音楽学校 [include file=/rssb/12598/rss.html]

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各種学校いろいろ-1 社交ダンスの各種学校?

変り種の各種学校を探してみると、東京の渋谷区に「東京高等ダンス学校」というのがあります。ダンスといっても、主として教えているのは社交ダンスです。社交ダンスはどちらかといえば大人の特殊な娯楽といったイメージですが、1948年設立の60年以上の歴史を誇る、文部科学省・東京都公認のれっきとした各種学校となっています。修業年限は1年間で昼間と夜のコースがあります。今の若者にとって、社交ダンスといえば、一昔のダンスと言ったイメージではないでしょうか。中高年にとっては、異性と付き合う懐かしい青春の思い出かもしれません。 [include file=/rssb/12595/rss.html] しかし設立時期を考えてみると戦後の荒廃した時期で、日本が真に近代化するに際して欧米式のマナーと社交を身につけるために、西條八十をはじめ、多くの文化人が発起人になったと聞いた事があります。ダンスの技術だけではなく、そうした面の教育を教義として設立されたようです。当時の設立に参画した人たちの思いはどのようなものであったのでしょうか。今は一部の愛好家のものになったような感もありますが、一時テレビなどでも芸能人が社交ダンスの腕を競うという番組がありました。社交ダンスといっても、競技ダンスとなるとハードで、まさにアスリートと同じ世界のようです。 [include file=/rssb/12596/rss.html]

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歴史のある専修学校-2 村田学園

村田学園は「村田簿記学校」として有名です。学校法人村田学園は古い歴史を誇り、明治42年の設立で、平成21年に設立100周年を迎えています。村田学園のHPによると、教育理念は「…深く専門の学芸を教授研究し、人間性豊かな教養と創造的能力を涵養するとともに、現代の職業や実際生活に必要な専門・実践的知識技能を有する有為な人材を育成する。」とあり、建学の精神として「…近代経営の根幹は経理事務の充実であり、経理の道は国民常識としてあまねく普及されなければならない。…尾崎咢から贈られた『有算者勝』(算ある者は勝つ)を座右の銘にし、綿密な計画や信念をもってことに当たれば、必ず目的を達成する事ができるという心理を教えるものである。」とか書かれています。 [include file=/rssb/12563/rss.html] 創業時の「銀行会社事務員養成所」を大正10年に『村田簿記学校」に改称し、その間高校や短期大学を開校し運営してきました。平成18年に長い伝統を誇った「村田学園」は休校になり、翌年「専門学校村田経営義塾」と改称し開設になっています。その後、業務は「東京経営短期大学」のエクステンションセンターに移管されています。現在、学校法人村田学園としては「東京経営短期大学」、「村田女子高等学校」、「村田学園小石川女子中学校」を運営しています。 参考: 村田学園HP [include file=/rssb/12564/rss.html]

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歴史のある専修学校-1 中央工学校

専修学校の中にも長い歴史を誇る学校があります。そのひとつ中央工学校は明治42年の創業で、2009年に創立100周年を迎えました。中央工学校のHPには、「中央工学校の専門教育の基本方針は、役立つ技術力を備える厳しい実務教育と、正しい心・思いやる心を育てる人間涵養教育です。」と書かれています。実務に直結した技術者の育成を目指して、厳しい専門教育的実務教育が行われています。特に建築の分野の歴史は古く、広く建築業界に技術者を送り出しています。 [include file=/rssb/12561/rss.html] 実務教育は、主軸となる建築関連の学科構成からも窺えます。夜間の工業専門課程もありますが、昼間の工業専門課程の学科は、「建築学科」、「建築工学科」、「建築設計科」、「女子建築設計科」(この科のみ女子のみ。そのほかは男女共学)、「木造建築科」、「建築設備設計科」、「建築室内設計科」、「インテリアデザイン科」、「インテリア科」、「インターテインメント設営科」、「都市環境学科」、「土木建設科」、「造園デザイン科」、「測量科」、「地理空間情報科」、「メカニカルデザイン科」、「3D-CAD科」、「情報システム科」と、実に多彩です。実際の建築関連の業界で細分化されている職能の通りに学科が構成されているところが、名前は様々ですが、「建築科」等に一くくりにされている大学との違いに現れています。就業年限は学科によって1年~4年で、特に4年制の建築学科は学士に順ずるもので、大学院進学が可能です。 参考: 中央工学校HP [include file=/rssb/12562/rss.html]

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働きながら看護師をめざす

長引く不況下にあって、手に職をつけたいと考える若者は増えていると思います。経済的な理由で大学などに進学できない場合は特にその気持ちは強いと思います。またリストラが一部の事例でなくなった現在、今後は親世代も、ふんだんに学費を出せる時代ではなくなるかもしれません。実際、世界的に見れば、親に大学の学費を出してもらう国は少数派です。むしろ安穏と大学を卒業したのでは、急速にグローバル化しつつある時代に、世界の若者に対抗する力が身につくかどうか疑問です。東京大学や京都大学の理学部の大学院進学率は既に85%を超えているそうです。しかし、今後の日本の社会がそうした修士ばかりを必要としているわけではありません。大学と専門学校の設立趣旨そのままに、社会が必要とする技術を多くの若者が身につける意味は、今後の日本を考える上で重要だと思います。 [include file=/rssb/12531/rss.html] 働きながら生涯の仕事にできる技術などを身につける事ができれば、より多くの若者が力を付ける事ができます。中でも看護師は比較的「働きながら資格を得る」道筋が整っています。一般の看護学校にも定時制があるところもありますが、医師会や医療法人が運営している看護学校は、病院等に直結していて両立しやすい環境にあります。資格取得後はその病院で働くことになりますが、入学後奨学金を出す病院もあります。また全日制であっても、病院の仕事は早朝や夜間の仕事もあり、働きながら学ぶのは確かに大変ですが、世界はそれが当たり前だとすると、日本の若者にも自力で学ぶちからをつけて欲しいものです。 参考:日本看護学校協議会 [include file=/rssb/12532/rss.html]

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高等専門学校とは

高等専門学校はいわゆる一条校です。一条校とは学校教育法の第一条に規定されている学校のことです。第一条には、「この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。」と規定されています。学校教育法には専修学校(専門課程を置く場合は専門学校と称する事ができる。また高等課程をおく場合は高等専修学校と称する事が出来る。)や、各種学校に関する条項もありますが、高等専門学校とは全く別のものです。1962年に初めて国立の高等専門学校が設立され、以来一般に「高専」と呼ばれてきました。現在国立51校、公立4校、私立3校の計58校の高専があります(2010年4月1日時点)。 [include file=/rssb/12529/rss.html] 社会が必要とする技術者を養成するのが目的で、実験・実習を重視した専門教育を行うのが特徴です。中学卒業生が対象で、5年間の修業年限となっています。当初は工業・商船等の分野が大半でしたが、1991年の法改正により、卒業者に準学士の学位が授与されるようになり、文科系の分野にも拡大しつつあります。さらに専攻科2年を修了すると、大学評価・学位授与機構の審査を経て学士の学位を取得する事ができます。大学にも編入できますし、専攻科を修了すれば大学院にも進めます。何よりも中学卒業の15歳という若い年代から、専門教育を5年間、専攻科を含めれば7年間一貫して行う異議は大きいと思います。 参考:独立行政法人国立高等専門学校機構 [include file=/rssb/12530/rss.html]

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各種学校とは?専修学校との違いとは?

各種学校は学校法に定められた正規の「学校」です。学校教育法第134条に、第1条に掲げるもの(俗に1条校と言います)以外のもので、学校教育に類する教育を行うもの(124条に規定する専修学校を除く)は各種学校とする…と規定されています。専修学校同様に国立・公立・私立の各種学校があり、私立の場合は都道府県知事の認可を受けている点でも専修学校と同じです。ともに修業年限は1年以上ですが、各種学校の場合は、簡易な技芸等については3ヵ月以上とされています。そのほかの主な違いは授業時数が専修学校については800時間以上(夜学は450時間以上)に対して、各種学校は680時間以上となっています。入学資格にも違いがあり、各種学校の場合は課程により、独自に設定されます。 [include file=/rssb/12527/rss.html] 数多くある各種学校のそれぞれの課程は、語学、医療・看護、福祉、ダンス・音楽・演劇、服飾、マスメディア、IT、鍼灸、美容、神仏宗教関係、簿記、自動車学校、予備校、インターナショナルスクール・韓国朝鮮・中国関係の学校、料理…と実に多彩です。1975年に学校教育法が改定され、専修学校制度が新たに規定されたために、それまでは各種学校しかありませんでしたが、専修学校の規定を満たす各種学校の多くは専修学校に改称しました。しかし、より自由な教育が可能なことから、各種学校のまま現在まで推移している学校もあるようです。 参考:全国専修学校各種学校総連合会 [include file=/rssb/12528/rss.html]

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専修学校と専門学校はどう違う?

専門学校は専修学校に属する学校です。学校教育法の第126条では、専門課程を置く専修学校は「専門学校」と称する事ができる…とあります。そのほかに高等専修学校も専修学校に属し、同じく教育基本法に、高等課程をおく専修学校は、「高等専修学校」と称する事ができる…とあります。学校の名称に「○○専門学校」としているケースが多いと思います。専修学校は、国立・公立・私立とありますが、私立の場合は都道府県知事の認可が必要です。「専門学校」という名称は正式の認可を受けなくては使用できませんが、正式に認可されている場合でも、「専門」という名称を使用していない場合もあります。一般に専修学校といえば専門学校のことを指し、各種学校と対比させる事が多いようです。似たような言葉で5年生の「高等専門学校」というのがあります。 [include file=/rssb/12525/rss.html] 専門学校には3つの課程があり、高校卒業が入学資格となる専門課程、義務教育卒業で入学できる高等課程、学歴不問の一般課程があります。文部科学省では、専修学校の8つの分野を定めていて、広く社会が必要とする人材の育成をはかっています。所定の年数を就業し課程修了の認可を得ると「専門士」「高等専門士」の称号が与えられ、大学院の入学資格や、大学への編入資格が得られます。また修業年限が3年以上の高等専修学校の卒業生には大学入学の資格が与えられます。 参考:全国専修学校各種学校総連合会 [include file=/rssb/12526/rss.html]

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