カテゴリー別アーカイブ: 大学と社会

駅弁大学

「駅弁大学」とは、大宅壮一の造語です。一般には地方のこれといって特色の大学を揶揄して使われました。最近ではネット用語化しているようです。第二次大戦後、各県に1国立大学のスローガンのもと、多くの新制大学が新設されました。師範学校や専門学校も「大学」に昇格していきました。大宅壮一は「急行が停まる駅には駅弁があるが、新制大学もある」という意味でそのような大学を「駅弁大学」と呼びました。旧植民地にあったものを除くと、旧帝国大学は東京大学、京都大学、名古屋大学、東北大学、大阪大学、九州大学、北海道大学の7大学です。「駅弁大学」の範囲は明確ではありませんが、この旧帝国大学とごく一部の大学を除く国立大学を指す事が多いようです。 [include file=/rssb/12545/rss.html] 地方の大学の卒業生が、その地に就職し、地方の産業等の育成に寄与していくのが望ましいところですが、そもそも地方に就職先がなく、また故郷を変えようという気概のある学生が少なかったのか、ほとんどは都会で就職し、地方との格差は広がるばかりです。都会はますます過密化し、地方は過疎に悩みます。地方の大学はやはりその地方の特色を生かした分野で差別化を図る必要があります。産業界では、地方であっても世界シェアトップを誇るような会社も少なくありません。県は企業を誘致し、大学は企業と共同で先進的な研究を推進し、新たな技術を生み出し、官民ともに差別化して競争力をつける必要があります。そうなれば地方から都会への一方通行ばかりでなく、他県からの進学者や就職者も増えていくはずです。 [include file=/rssb/12546/rss.html]

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放送大学

放送大学は放送大学学園(文部科学省・総務省所管)によって設立された正規の大学で、「放送大学学園」だけで法人を意味します。文字どおりテレビやラジオを媒体として学ぶ大学です。設立目的は、「生涯学習機関として、広く社会人に大学教育の機会を提供すること。柔軟かつ流動的な大学進学の機会を保証すること。既存の大学との連携協力を深め、最新の研究成果と教育技術を活用した新時代の大学教育を行い、わが国大学教育の改善に資すること。」となっています。昭和56年に放送大学学園法が交付・施行され、翌月放送大学学園が設立されました。 [include file=/rssb/12535/rss.html] 在学生はメディアを通じて授業を受けるほか、対面式の授業も参加可能です。昼間の授業もありますが、録画や録音のタイマーをセットしておけば、仕事から帰って視聴することもできますし、インターネット配信している授業科目もあります。近くの学習センターで、CDやDVDを借りて視聴もできます。教授によって形式はいろいろですが、ゼミなどが開かれて学友との交流も可能です。今は直接出向かなくても、インターネット環境を駆使して、先生や仲間といろいろなコミュニケーションが可能です。また放送大学の良さは、なんと言っても一流の教授陣です。多様化しつつある時代に、社会人になってから自分の足元を再度固め直す必要を感じる人は少なくないと思います。自宅で好きな時間に自分のペースで必要な知識を取り入れられる放送大学の意義は、ますます大きくなると思います。 参考:放送大学 [include file=/rssb/12536/rss.html]

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私立大学の意義と現状

江戸の昔から、日本にはユニークな様々な私塾があったそうですが、現在も日本には多くの私立大学があります。それぞれの学校は、おそらく多様な教育趣旨の基に設立されていると思います。文部科学省の発表している「私立学校の果たす重要な役割」としては、「…略…また、近年ますます国際化・高度情報化する社会の中で、各私立学校には、多様化する国民のニーズ(需要)に応じた特色ある教育研究の推進が求められており、それぞれが建学の精神に基づく個性豊かな活動を積極的に展開しています。このように、私立学校は、わが国の学校教育の発展にとって、質・量両面にわたり重要な役割を果たしています。…」(文部科学省HPより)、と書かれています。 [include file=/rssb/12533/rss.html] 全ての学校が同じ方向を向いているとしたら、これはむしろ恐ろしいことです。しかし設立以来、時代の変化に対応しながらも、趣旨に基づいた教育方針を維持することは至難のことだと思います。特に日本の場合は少子化の影響で、生徒数は少なくなっています。長引く不況で学生を取り巻く環境も悪化しています。またグローバル化の影響で、世界に通用する次世代を生み出すという難しさも抱えています。しかし振り返ってみれば、そもそもその私立学校が設立された時は、変化の時期だったのではないでしょうか。何かしらの変化があったから、時代が必要とする新しい教育が必要となり、新たな学校が誕生したはずです。変化を楽しむ柔軟性が私立の生命線ではないでしょうか。 参考:「私立学校の振興」文部科学省 [include file=/rssb/12534/rss.html]

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